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2024年映画ベスト5!

2024年、三好真弘の映画ベスト5!


ということで、始まりました、毎年恒例、になればよいと思っている、三好真弘の映画ベスト5の時間がやってまいりました。


今年映画館で観た映画のランキングづけを行いたいと思います。今年観た映画は以下の通りです。


2024年に見た映画月別

1月

⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎

3月

ほかげ

デューン 砂の惑星PART2

4月

オッペンハイマー

5月

パーフェクトデイズ

アイアンクロー

6月

マッドマックス:フュリオサ

クワイエット・プレイス:DAY 1

8月

ルックバック

ツイスターズ

ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ

9月

エイリアン:ロムルス

侍タイムスリッパ―

10月

ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ

11月

シビル・ウォー アメリカ最後の日


合計で15本でした。一か月に一本以上の計算になります。これが多いか少ないのか、わかりませんが、私の感覚としては、これはバランスのよい結果であろうと思います。映画を観る回数は、多ければ多いほどいい、というわけでもないからです。月に一本くらい、が理想でありましょう。観たい映画があれば観に行こう、くらいの「観たい」という気持ちが大切であろうと思います。


さて、ベスト5と言いましたが、せっかくなので、数も少ないし、全作品に、順番をつけてみようかしら、と思います。


2024年映画ランキング(暫定)

1 ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ

2 侍タイムスリッパ―

3 マッドマックス:フュリオサ

4 ルックバック

5 アイアンクロー

6 ほかげ

7 ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ

8 パーフェクトデイズ

9 オッペンハイマー

10 デューン 砂の惑星PART2

11 ツイスターズ

12 シビル・ウォー アメリカ最後の日

13 エイリアン:ロムルス

14 ⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎

15 クワイエット・プレイス:DAY 1


というように、順番をつけてみたが、なかなかに難しい。けれども、おもしろいものである。自分の感性を、測ってみる良い機会となった。


2024映画暫定下位から振り返り

15位のクワイエットプレイスは、寝てしまって、もう駄目だった。設定が、よく理解できなかった。音を感知する宇宙人に襲われるという話なのだが、どうして、音によって空間を把握できるのか、ということが私にははまらなかった。


14位の鬼太郎誕生は、子供用のアニメの映画版で、大人の私にはすこし、噛み応えがなかったと思った。そもそも、私は被害者面をする主人公というのが「嫌い」である。


13位、エイリアンロムルス。ここから上位の作品は、すべておもしろかった。本作品も面白かった。けれども、あまり覚えていない。映画を一年間で振り返るというのはおもしろいもので、映画を観た次の日の感想と、一年経った感想は違うものである。本作は、主人公の女の子が、とっても頑張っていたよね、ということしか思い出せない。確か、仲のいいロボットがいたはず。


12位、シビルウォー。いかれたアメリカ人が出てきて、強烈にこわかったのが印象的だった。けれども、なんだろうか、結局、日本人の私には、ピンと来なかったようである。私がアメリカ人だったなら、絶望していたのかもしれない。とはいえ、この作品に最も強く表れている「絶望」感は、今年の映画の作品に、すべて表われているもの、なのかもしれない、とも思う。そういう絶望の感じを、表すのでは、第一位ともいえるかもしれない。


11位、ツイスターズ。これを書いていて、シビルウォーの上のはずがない、と思っているが、まあいいだろう。いかした映画だった。


10位、デューンⅡ。デューンが好きだから、2位。内容は、前作に比して、単なる恋愛ドラマに堕した感がある。シビルウォーの上なはずがない。


9位、オッペンハイマー。思い返すと、映画のスタイルというか、画面の美しさなどを、感じ入ることができる。白黒のシーンと、カラーのシーンがあって、それの違いによって、当時は映画に集中できなかったのだが、今思い返すと、その白黒のシーンに、美しさを感じてしまう。不思議な映画である。当時は、被爆した「日本人」として観たが、もう一度観てもいい映画だと思う。オッペンハイマーという一人の人間を、誠実に振り返った映画なのかもしれない。正月に、もう一度見るべし、というものかもしれない。


8位、パーフェクトデイズ。あまり好きでない。画と画との間に、深みが無い。なのに8位というのは、気の迷いである。もしくは、自分自身がアパート一人暮らしであることの、慰めである。最近、私が植物を育て始めていて、ますますパーフェクトで、嫌になってしまう。


7位、ホールドオーバーズ。いい映画。いい映画、と言いたい映画。もしかしたらそれほどでもないのかもしれない。棘はささらない。雪の景色が、好きだ。青年の顔がよかった。あいつの顔を観に、もう一度観たい。


6位、ほかげ。渾身の内臓映画。反戦メッセージ映画は嫌いだが、これはそういったメッセージを超えている。むしろこの映画はすでに戦っている。「音」に関する示唆にあふれた作品。脚本の妙のある作品。


5位、アイアンクロー。悲しい映画。私は、悲しみを終わりに持ってくる映画が、好きなのかもしれない。


4位、ルックバック。良きにしろ、悪きにしろ、この作品について、よく考えた。やっぱり、芸術は、もっと遊んだらいいと思うので、こういった競争でしか語れない作品は、ため息がでてしまう。個人的には、高二でそういった、社会の競争から下りたので、まあジャンプコミックスのアニメ化作品ということで、やはり中学生までに向けた作品だろう。とはいえ、4位にまで上がったのは、無視できない作品ではあるからである。


3位、マッドマックス:フュリオサ。むちゃくちゃかっこよかった。怒りのデスロードはまだ観ていない。


2位、侍タイムスリッパー。普通に楽しめたのだが、この作品、実はハッピーエンドではなくて、非常に「絶望的」な最後なのではないか、などと思っている。なんとなく「尾を引いている」映画でもある。ちょんまげ姿より、現代人のほうが、笑えないほどに、芝居くさいということ。


1位、ジョーカーⅡ。滋味に溢れる。切腹映画。侍映画である。かっこいい。カラー作品だが、私には白黒に見える。始まった時から、すでに古典だ。


さて、このように、順位付けを行ってみた。ひとつひとつ振り返ることで、観た直後よりも、おもしろい感想が出て来ることもあった。特にオッペンハイマーなどは、振り返ると、また観たくなる映画だった。そうしたら、冒頭に言っていた、2024ベスト5を書いてみても良いだろう。


2024映画ベスト5

1 ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ

2 侍タイムスリッパ―

3 マッドマックス:フュリオサ

4 オッペンハイマー

5 アイアンクロー


すべて感想を書いてから、改めてベスト5を挙げると以上のようになる。ルックバックが抜けて、オッペンハイマーが上がった。


というわけで、2024年年間映画ベスト5を選んだ。今年はあまり「アート系」を観ていないということが気がかりでもある。ジャンルが偏っているかもしれない。「話題作」ばかりに目が行って、アート作や、古典を観ていないことが、発見される。ジャンル別に分類してみようか。


2024年観た映画ジャンル分け

アクション映画

・マッドマックス:フュリオサ

・デューン 砂の惑星PART2

・ツイスターズ

・シビル・ウォー アメリカ最後の日(スリラー映画)

・エイリアン:ロムルス(ホラー映画)

・クワイエット・プレイス:DAY 1(ホラー映画)


アニメーション映画

・ルックバック

・⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(ミステリー映画)


ドラマ映画

・ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ(ロマンス)

・ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ(学園)

・パーフェクトデイズ

・ほかげ(戦争)


SF映画、時代劇

・侍タイムスリッパ―


伝記映画、

・オッペンハイマー

・アイアンクロー(スポーツ系)


というわけで、アクション系が多い。洋画の話題作を観るとなると、どうにもアクション系が多くなる傾向にあるらしい。これは気をつけないといけないな、と思う。反対に、以下のジャンルは観ていない。


ドキュメンタリー映画

ファンタジー映画

音楽

西部劇


ドキュメンタリーを観ていないのは意外だ。ファンタジーも観ていない。ちょうど、今元スマップの森さんのドキュメンタリー映画がやっているので、それを観に行きたい。ファンタジー映画としては、ライオンキングの新作がやっている。それを観るのもよいだろう。


また、映画館を調べることによって、偏りを確認できる。京都は映画館が多数ある。ムービックス、TOHO、T・ジョイなどのシネコンと、出町座、京都シネマ、アップリンクというミニシアターである。


2024年観た映画映画館別

・シネコン

ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ

侍タイムスリッパ―

マッドマックス:フュリオサ

ルックバック

オッペンハイマー

デューン 砂の惑星PART2

ツイスターズ

シビル・ウォー アメリカ最後の日

エイリアン:ロムルス

⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎

クワイエット・プレイス:DAY 1


・出町座

アイアンクロー

ほかげ


・京都シネマ

ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ

パーフェクトデイズ


・アップリンク

なし


シネコンが11で、ミニシアターが4だ。もうすこし、ミニシアターを増やすことで、偏りを解消できそうだと思う。そのために、会員に入会しようかしら。ミニシアターで見ることは、地域への貢献につながるという側面もあるからだ。来年からは、ちょっと無理をしてでも、ミニシアターへ行くことを心掛けてみようと思う。


というわけで、2024年三好真弘年間映画ベスト5のコーナーでした。

 
 
 

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