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20250625西院ウーララウーララ25周年イベント"加納良英&サマーエッグス presents"

20250625西院ウーララ


ウーララ25周年イベント

"加納良英&サマーエッグス presents"

『OOH-25THOOH-LA-LA』

日曜日の人々 / 三好真弘&ザ・ステンシルズ / 風のあと / 加納良英&サマーエッグス / 長濱礼香


三好真弘&ザ・ステンシルズのライブだった。ライブの感想は、弾き語りに限っていたが、バンドの方の感想も書いていこうかしら。


不思議な日だった、というのは、私の個人の感想だ。


とういうのも、一番の風のあとの演奏が終わった後に、母親から携帯に着信があったのである。


ああこれはもしかして演奏に出られなくなるかもしれないと思った。


両親は実家の堺に暮らしている。二人暮らしだが、両親とも高齢だ。特に父親の方の健康状態は、優れているとはいえない。今週に入ってから猛暑が続いている。ああ、これはもしかして、と思った。


躊躇したが、出た。


母親の声が、穏やかだったので、まずは安心した。


父親が声を聴きたいからかけてきたのだそうだ。


父親に代わったので、声をきかせてあげた。


「おお真弘か。いい声やな。」


私はただ存在していて、その声を聴くだけて、満足をする人がいる。


そのことを考えながら、続く長濱礼香ちゃんとサマーエッグス、日曜日の人々を聴いていた。


声を聴いていた。


ライブ後も、みんなとたくさん話をした。みんなが声を出して、声を聴き合っていた。みんないい声をしていた。その声を聴くだけで満足をするというようなイベントだったと思う。


最後に加納さんと話をすることができた。なんでもない雑談。加納さんがこのまえ和歌山に行って風呂に入ってホタルを観たという話。その話を聞けて、私はなぜだろう。とても幸福であった。


祭りのあと、西院の横断歩道を歩いていると、偽物のひまわりがうつ伏せで落ちていた。拾い上げて見た、正面からの偽物のひまわりは、本物の夏が来たのだということを、知らせてくれた。

 
 
 

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