2025年6月29日(日)京都まどまミュージアム三好真弘&ザ・ステンシルズ狸囃子とハイジ共同企画「円居」 vol.1 あやめ
- 三好真弘
- 7月3日
- 読了時間: 3分
2025年6月29日(日)京都まどまミュージアム
三好真弘&ザ・ステンシルズ
狸囃子とハイジ共同企画
「円居」
vol.1 あやめ
w/
ゑでぃまぁこん
狸囃子
ハイジ
梅雨の明けた暑い日に、まどまミュージアムでライブがあった。前回に出たときも暑い日だった。今回も暑い日。けれども、前回は弾き語りで出たが、今回はバンドでの出演だった。
人生で初めてライブをしたのが、高校三年生の文化祭のときだった。
文化祭は真夏で、冷房のない視聴覚室にて、うだるような暑さの中で、無我夢中で歌いまわったのを覚えている。
そのときのことを、この日ライブをしていて、思い出した。
主宰者のハイジさんと狸囃子さんと、最後のあいさつをしたときに、「文化祭を思い出しました」と言ったが、相手からしたら、文化祭のような学生のレベル、というネガティブな意味だと感じたのかもしれない。そうではなく、私は個人的に、自分の起源を勝手に想起していたのである。
文化祭では「オナニーマシーン」というバンドのコピーをしたが、それを言うと、現在の私の表現しているものとの乖離を感じるのか、皆が意外がるが、私の中では、きわめて整合性がとれている。
歌詞の意外性、ということ、について、私が目指している、表現の方向性は、変わっていない。
「歌詞がおもしろかったわ。」
打ち上げの終りに、まぁこんさんが、私にそうコメントをしてくれたのは、だから、芯をつかれた、と思った。
その打ち上げは、近くのイオンモールにある、サイゼリアで行われたのであるが、席は三席にわかれ、私はドラムの高崎くんと二人だけでイカ墨パスタをうまいうまいと食べていたら、賢いユリシーズの大濱くんと、佐野千明さんと同じ席になった。
表現者の彼らと同席になることで、話は必然的に、歌詞の話に転がっていくのであった。
「どのようにして歌詞を作っているんですか。」
歌詞が、メロディに吸収されずに、歌詞が歌詞だけで、独立して存在することを目指す。
これが、私が高校三年生のころ、アコギを持ちながら、初めて作詞したときに、思っていた初心である。
それは音楽史的に表現すると、「ポスト」ブルーハーツであることであり、オナニーマシーンと同じ志向だと言えるだろう。
ブルーハーツ的に音と歌詞を同化させるのではなく、その反対に、音と歌詞を異化させるのだ。
「ぼくたちを縛り付けて一人ぼっちにさせようとした」のは、「すべての大人」ではなく、ブルーハーツ的な、「音と歌詞とを縛り付ける」という、自分自身の愚かさにほかならない。
そのようなことをこの日に語らなかったし、あの日に考えていたわけではない。
ただこうして、「どのようにして歌詞を作っているのか」を考えるのは、楽しい。
また新しい歌詞を次の休みの日に作りたいと思う。まだ私はどのようにして歌詞が生まれるのかを、知らないでいるのである。
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