2025年5月22日(木)京都サブマリン
- 三好真弘
- 6月10日
- 読了時間: 2分
2025年5月22日(木)京都サブマリン
「SONGS for SONGS 三好真弘と品品と松野泉」
w/品品、松野泉
最後は三人でタクシーに乗って帰った。
三人とも京都の一乗寺あたりに住んでいたのである。
けれども、生活の中で、なぜだか会わないね、という話をした。
対バンも、実はお互いにしたことは、あまりない。
品品さんとは大阪の十三で一度ご一緒した。もう五年以上前かしら。
松野さんもそれくらいかな。
けれどもどちらもイベントだった。
ライブハウスのブッキングで一緒だったことは、不思議と、ない。
帰りのタクシーで、一乗寺の話をする。
松野さんが年長で、真ん中が品品さんで、私が一番下。
そういう感じの車内であった。
品品さんは東京から来ているし、私も大阪堺出身だが、松野さんは一乗寺が地元である。
話題は定食屋さんの話になった。
高嶋というお店。
私は気になりつつも入ったことがなかった。
次の日の仕事帰りに、さっそく行ってみた。松野さんはかつ丼がおいしいと言っていた。
だから、私はかつ丼を頼んだ。
1000円するのが意外に高いなと思ったが、量もおおく、赤だしがついているのがうれしかった。
出汁の味がする。九条ネギも効いている。京都のかつ丼という感じがする。大阪出身の私とすれば。
そういえば、最近、京都の定食屋さんの味に慣れてきたと思う。うどんの出汁とかに、なんだこれは、と、いつも抵抗があったものである。「抵抗」というように言語化する手前で、無意識に、これはうどんか?という思いがあったのだ。
最近、それに気づいた。そして、おいしい、と思うようになった。あのやわらかいうどん。すっぱいお汁。
「東福寺の定食屋さん」という新曲を歌った。
別にこの話につなげるつもりはなかったがうまいことつながったな。
京都に(二度目だが)来てから10年たった。その感慨が、意識していなかったが、歌われているのかもしれない。
十年住んでいて、まだまだ全然知らないことがある、という驚きの歌でもある。東福寺付近のお寺で、10mの仏像があるなんて、知らなかった。
そして、高嶋のかつ丼も。
この日のあとに、もう一度行って、かつ丼を食べた。
その日も二人には会わなかった。
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